新潟県発祥で、その生産量も新潟県が90%を占める、おつまみの定番「柿の種」
1924年に誕生して90年を越える歴史があります
中でも、「亀田製菓株式会社(かめだ
せいか)」の柿の種は有名ですよね
アメリカでは「Kameda Crisp(カメダ・クリスプ)」という商品名で販売されています
㊧オリジナル ㊨わさび
現在、海外進出も果たしている大ヒット商品はどのようにして生まれたのでしょうか
本日はこの「柿の種」の誕生秘話についてご紹介します
【おっちょこちょいな誕生秘話】
浪花屋製菓株式会社(長岡市)の外観
始まりは1919年、創業した柿の種の元祖「浪花屋(なにわや)」
なぜ新潟県なのに「浪花(なにわ)」なのかというと、大阪で作られていたアラレ作りの技術を取り入れて販売するようになったことから名付けられました
いつものように小判型の金型を使ってアラレを製造していたところ、うっかりとその型を踏んでしまったのです
試しに三日月のように変形してしまった金型のままアラレを作ってみると、
常連のお客さんから「柿の種みたいだ!」と言われたのがヒントとなり、評判も上々
大正13年、柿の種は商品化されたわけなのです
こちらが、元祖「浪花屋」の柿の種の誕生です
こだわりは缶売り
缶はエコで100%リサイクルできるだけでなく、遮光性、密封性に富み環境にも商品にも優しい包材です
缶が中の柿の種を優しく守り熟成させてくれるので、美味しさがより感じられるのです
【ピーナッツが入った3つの可能性】
柿の種と言えば欠かせないのがピーナッツ
ピーナッツ入りは、1966年に亀田製菓が初めて商品化しました
そのピーナッツの比率も、現在の“6:4”に落ち着くまでには変遷を重ねていたらしく
1960年代は、ピーナッツは高級品だったのですが、お客さまからピーナッツをもっと入れてほしいという声をいただき、一時期は“5:5”までピーナッツを増やしました
しかし、どうしてピーナッツが入るようになったのかその理由はハッキリしておりません
【代表的な起源説を3つ紹介】
①. 1955年頃、帝国ホテルのバーでサービスとしてピーナッツとアーモンドを入れ始めた
②. 亀田製菓の創業者の妻が、直売所で店番をしていた時に思いついた
③. かさ増し目的で加えられた
、、、などが言われております
ちなみ、、、
※柿の種はおつまみだけでなく、ご飯のおかずにもなる万能なお菓子なのです
柿の種の唐揚げ
下味をつけた鶏肉に、柿の種を砕いて衣としてまぶすだけ
いつもの唐揚げが、カリッカリッの唐揚げに大変身です
柿の種のお茶漬け
お酒を飲んだ後にお茶漬けはいかが
ご飯の上にサラっと「お茶漬けの素」と「柿の種」をふりかけて、アツアツのお湯かければ完成です
いかがでしたか
普段何気なく食べている柿の種ですが、実は奥深〜い歴史があったことに驚愕ですね
以上、最後までお読みいただきありがとうございました