夏の夜は家族みんなで公園や河原に出掛け、手持ち花火を楽しむ方が多いですよね
花火大会の打ち上げ花火も良いですが、家庭で楽しめる手持ち花火だって、充分に夏の思い出を作ってくれる立役者です
本日は、その中でも身近で気軽に楽しめる「手持ち花火」についてご紹介します
【花火の誕生~そもそも日本発祥ではないの】
今ではとても華やかな花火ですが、元々は敵の侵入を知らせる為の「烽火(のろし)」という煙を出すものが原型だそうです
花火の原料となる火薬を発明したのは中国で、今から2000年ほど前と言われています
その当時、 物質を高価な金に変える「錬金術」という学問を研究していて、いろいろな物質を混ぜ合わせたところ偶然にこの火薬が誕生したようです
この火薬が中国からヨーロッパへと渡り、近代花火の形になっていったと言われています
ちなみに最初の花火はイタリアのフィレンツェで上がったそうです
しかし、火薬という軍事的な秘密ゆえ、公式の記録には残っておりません
日本の花火は主に、、、
打ち上げ花火
仕掛け花火
玩具(おもちゃ)花火
この3つに分類されています
手持ち花火は玩具花火に分類されております
単に手持ち花火といっても、種類は豊富で、以下のような種類があります
①線香花火
ジャンルを超えた人気の定番花火であり、花火の締めにふさわしい線香花火です
説明も不要とは思いますが、
着火すると小さな火の玉ができ、
そこからバチバチと音を立てて、
燃えていきます
子供の時は良く、線香花火の、
火持ちの長さを競い合ったものですよね
長く保つには花火を45°に傾けると良いとの説もあります
②ススキ花火
細長い筒状の紙管に火薬を入れ、
竹の棒などに紙で巻き付けた花火です
着火すると、ススキの穂のように、
「シュー」という音と同時に、
長い火花が前方に吹き出します
種類も豊富で、
途中で色が変わる
吹き出す勢いが変わる
などがあります
今も昔も沢山の子供たちに愛されています
③スパーク花火
ススキと比べると比較的長く楽しめるのがスパーク花火です
練り火薬を棒に巻き付けた花火で、
着火すると棒を軸にして燃え進み、
バチバチと音を立てながら、
花が開くように、
雪の結晶のように、
四方八方に火花が飛び散ります
煙が比較的に少ないので、
家庭の庭先や室内花火をする時に最適です
また、火花の出る様がとりわけ美しいので、恋人同士で静かに楽しまれるのも雰囲気があってオススメです
④手筒
特に男の子に人気がある手筒です
※写真の手筒花火は打ち上げ花火大会などでの本格的なものですが、すすき花火などと比べるとかなり威力が強いのが特徴です
打ち上げ式ではなく、
噴出花火を手で持つタイプです
着火すると筒先から火花が吹き出します
通常は1mほどの火花が出るので、
小さな子供でも出来ますが、
最近では最大2.5mも、火花が大きく飛ぶタイプもあります
手持ち花火の中でも、
かなり豪華で迫力があるので、
間違いなく盛り上がりますね
⑤絵形花火
手で持つ部分が、鉄砲やタコなど、
様々なキャラクターが描かれた絵型です
かわいいデザインが多く、
子供にはぴったりの手持ち花火です
花火の種類としては、
「ススキ花火」と同じタイプが多いですね
【 “たまや~”と“かぎや〜”のかけ声の真相】
良く花火が上がるときのかけ声、「たまや~」と「かぎや~」
この「玉屋(たまや)」と「鍵谷(かぎや)」、ご存知の方もいると思いますが、江戸時代に活躍した花火師の名前なんです
当時は江戸の二大花火師と呼ばれていました
何だか江戸っ子の趣を感じますね
現在、鍵屋だけは引き継がれており、なんと女性の方が当主となって花火師をやっているそうです
いかがでしたか
最初の花火はイタリアではありましたが、ここまで歴史的、文化的にも根付いている国は日本だけでしょう
弊社にも花火商品が続々入荷中ですので、是非一度ご来店下さい
以上、最後までお読みいただきありがとうございました